「金沢一人勝ち」の実態を垣間見る
2016年 09月 11日
北陸新幹線の開業景気が依然と続くという、金沢市の人気観光スポットの現状を見に行くことにしました。
恥ずかしながらこの場所を訪れるのは3年ぶりくらい・・・「北陸新幹線開業効果独り占め」といわれる金沢にジェラシっていたというのも偽らざる気持ち・・・
因みに今回は全編、携帯電話のカメラに寄る撮影です。
意外にも7割方の店は開店していて商品を物色する観光客の姿もチラホラ・・・、やはり「儲かってまんなぁ」的な空気がプンプンしてるなぁ。
巷では最近、酒屋の店先で缶詰なんかをツマミに一杯やる「角打ち」が流行ってるようですが、魚屋の店頭で新鮮な魚介をツマミにやるグビグビはそれを圧倒する迫力があります。これは行列も納得の新商売・・・金沢商人のアイデアすげぇ!
正月のまぐろ初競りでお馴染みの「すしざんまい」さんのお店、いつの間にか北陸に開店していたの偶然発見し、「いつかは噂のマグロを・・・」と思っていたお店です。こちらの開店は午前10時、こちらは並ぶ人も居なくて正直活気が無い・・・そして入り口に衝撃の張り紙
都会からの観光客が集まらないのは仕方ないとして、地元のお客はなぜ付かなかったんだろう・・・?
ホントに旨いマグロの味が伝わらなかったのか・・・?
(閑話休題)
私はかねがね、「マグロは太平洋側に限る」と思っています。
焼津漁港の傍にある寿司屋、
三崎海岸にある寿司屋、
ひばりヶ丘駅の近くのスーパーで売られていたマグロの柵、
いずれも私がかつて「これは旨い!」と思ったマグロのお店(?)なのですが、共通して言えるのが「旨味成分(イノシン酸やアミノ酸)の引き出し方が上手い」ということ。日本海側の人間はどうしても「新鮮」という言葉に弱いらしく、富山でも有数の料亭でかつて「活鰤の下ろしたての厚切り刺身」なるゲテモノを食べさせられた苦い経験があったりします。
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私が「すしざんまい」さんに強く惹かれたのはこういう理由があるのですが、最初の訪問が閉店前の最後の訪問になるとは・・・・嫌な予感しかしない
携帯写真ゆえ色味が全然ダメですが、身の繊維が横方向に流れた中々の上物、赤身と中トロとネギトロが2貫ずつと大トロと大トロの炙りが1貫に鉄火という豪華な陣容で、これは旨そうです。
しかし、嫌な予感は間違っていなかった・・・
良いマグロを食べた時に感じる鉄を舐めたような旨味をちっとも感じられないし風味もない(失敬)
赤身を含め、身の全体に脂がのった一見上質なマグロなのだが旨味が薄くて、ダメな焼肉屋のカルビみたい・・・、
なんだか全体に水っぽいのかもしれない・・・
すしざんまいさん、辛口批評で申し訳ありません。
期待が大きかっただけに反動が大きくなってしまいました。
たった一回の訪問で決めつけてしまうのは失礼千万と思いますが、これでは「撤退やむなし」と思いました。
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地元の寿司屋の列は更に伸びていました。
口直しにさっきの立ち飲み魚屋にと思いましたが、こちらも大賑わいで訪問を断念。
かくして金沢の一人勝ちは今日も続いているようでした。
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by honwa-do
| 2016-09-11 23:02
| 北陸