朝4:30、テレビからの日本語で目が覚める・・・
師匠・・・、またテレビ付けっぱなしで寝ちゃったんだぁ・・・
そういえば今日の予定、未だ決めてなかったんだっけ・・、そう考えると
もう眠れなくなりました。
旅行中の行程に関しては「臨機応変(無計画)」「本和堂任せ」となっています。
昨晩の時点では「在来線特急に乗って高雄まで」と考えていたのですが、なんと
午前中発車する列車すべてが満席。台湾新幹線は予約できそうですが、如何せん
運賃が高いし風景も単調そうだ・・・
「駅でキャンセル待ちでもしようかぁ」、朝の台北駅に向かうことにしました。
「治安の良い彼の地だからこそ出来る」ともいえます。
クローズしていました。この感じは、同じ時間の東京駅とは比較になりません
そして5時、
窓口が1つだけ開いて、きれーなおねーさんが出札業務を始めました。
台湾で大活躍の「google翻訳」の画面を見せ、キャンセルが出ていないか確認・・・
「駄文、無理妥当思雨化度・・・」
え?
「タブン ナイトオモウケドネ・・・」と日本語で返されてビックリ!
そして「ノーシート デスネ。シンカンセンノッテクダサイ」とのお言葉でした。
ホテルに戻れば、依然として絶賛爆睡中の師匠・・・
今日は新幹線を使うことにしたので、もう少し寝かせておきましょうか。
北から7割くらい下がったところに当初行く予定だった高雄市があります。台湾では3番めに人口の多い
街ですが、港に恵まれた港湾都市で、日本で言えば神戸市みたいなイメージのところです。
でも新幹線の運賃が結構高かったので、今回は北から40%ほど下の位置にある台中市に行くことにしました。
こちらは「台湾の京都」と呼ばれる情緒ある街ですが、台湾第二位の人口を擁する大都会でもあります。
因みにこの駅から目的の台中駅までは在来線で3駅移動しなければなりません。
(横浜駅には停まらず新横浜駅に停まる東海道新幹線みたいなものですね)
でも地元の人はタクシーなど車で移動していきました。なんで在来線使わないんだろ?
これは台湾国鉄の最新型「普悠瑪」(プユマ)号。本当はこれに乗りたかったの
ですが、台湾での超人気列車とのことでチケットの入手は極めて困難の由。
●台中では眼科に行きましょう
駅前再開発中でごった返している台中駅に到着。西武石神井公園駅並に狭い駅前広場でタクシーを拾い、
「リラックス大仏」で有名な宝覚寺に向かいます。
<宮原眼科>
宮原眼科は鹿児島県知覧出身の宮原武熊という方が1927年に開業した眼科医院です。
終戦により宮原は帰国し、そこ後は台中市衛生局のものとして使用され、後に地元の
お菓子メーカーのものに・・・
そして現在では、台中市随一の「お洒落なレストラン&スイーツ店」となっています。
「これが戦時設計?」
もちろん大規模な改築は行われているのでしょうが、基本設計の良さも感じられます。
いわゆる「遊びのない本場の辛さ」というお味でした。
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これに乗って、まずは今宵の宿となる「洛碁駅大飯店」なるところに向かいます。
ちなみにこのホテルの手配はHISさんにお願いしたのですが、師匠と私の判定は「60点」
特に師匠は
というもの。師匠が受けた心と臭覚のダメージは殊の外大きかったようです。
昼飯は世界一の小籠包のお店として有名な「鼎泰豊」(ディン・タイホー)に向かいました。
●台北の夜は夜市から始まり、あの店に帰結する
台北市内を軽く観光して、一旦ホテルに戻ります。
深夜はすっかり菜々緒さまの虜になってしまい、二人とも睡眠不足・・・
気がついたら夜7時になっていました。
「いつまで寝とるんや(怒)」
自分も寝てたくせに機嫌の悪い師匠・・・
それでも台湾の夜は夜市に行かないとね。
士林夜市のような巨大な夜市ではありませんが、それでも100軒以上の屋台が店開きしています。
なんとなく美味しそうだった山イノシシ肉を注文してみました。
あ・甘い
肉に砂糖を混ぜ、腸詰めにしたような味・・・
たまらず、屋台にあった「辛そうなタレ」を一振りすれば辛さ爆発!
師匠はこれで台湾料理1勝2敗(勝:小籠包 敗:弁当、山猪肉)
気の毒だ・・・
恐らくお好み焼きの事と思われ・・・
粗末な食事ではなく、精進料理だそうです。
ネコの掌今川焼き
本当はマンゴーかき氷が食べたかったのですが、一年で一番季節外れ(初物が出る直前)の時期だったのでイチゴ山盛りのかき氷にしました。
やっぱこれだわ!
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台湾初日の晩ごはん・・・RuRuさんにぼったくられたのが師匠にバレてしまい、
反省の意味を込めてセブンイレブンのお弁当としました。
私はザルそば、師匠は台湾風幕の内弁当を選び、宿に戻ります。
ザルそば・・・これが意外に美味しい!おやつに買ったビスケットも美味でした。
幕の内弁当・・・「とにかく八角臭い!俺には耐えられん匂いだ」とは師匠。
可哀想にご飯だけを悲しく食べ、空腹のまま台湾初日の夜を過ごしたそうです。
宿のテレビでは一晩中日本語チャンネルをやっていまして、師匠ともども「魔鬼小姐」(日本語タイトル名:Missデビル)を
明け方まで楽しんでいました。この日本チャンネルは台湾では結構メジャーなようで、台北のホテルでも、我々の睡眠を脅かす
存在になったりします。
寝不足ですが腹が減って気が立っている師匠が、「朝の九份取りに行くぞ(# ゚Д゚) 」と活動開始・・・
昨日、あれほど混雑していた通りには人影は見事にみられません。
「魔法の溶けたオンボロ屋敷」といった感じです。
「これはむしろ”ハウルの動く城”に近いな」とは私の感想。
「ネコ業界に国境なし」 でございます。
朝のお散歩から帰ってきたら、民宿の女将さんがハムサンドとミルクティーを差し入れてくれました。
「結構うまいなぁ」
やっと師匠の機嫌も治ったみたいです。
本日はこの後、タクシーで開館直後の故宮博物院に行く予定。
本当は台湾の鉄道を利用して行きたいのですが、恐ろしく遠回りになる上、結構混雑するとの噂・・・
台湾タクシーの最大勢力と思われる日本車ウイッシュのタクシーで2000円少々・・・故宮博物院に乗り付けました。
最初にすいません・・・
私、故宮博物院には全く興味がありませんでした。
なんとなく「唐三彩でも見れたらいいかな・・・」という感じで立ち寄ったのですが、
開館直後になだれ込む中国人をかき分けて辿り着いた当博物館の二大名物!
この2つの展示物を見たところで、脳内の満腹中枢が刺激され、
「つまんな~い」
ふてくされた中森明菜のような顔で師匠にサインを精一杯送り、早々に故宮を後にしました。
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狭い狭い十份の駅前から「もしもし、運転手クン」とハイヤーを呼び出し、
効率よく九份に向かいます。
今や世界的観光地となった九份はとにかく混雑が激しく、週末にでも行こうものなら
・バスやタクシーは街の中に入れず、坂道をトコトコ登っていかなければいけない
・タクシーがつかまらない
・バス停では黒山の人だかり。乗り切れない場合がある
と散々な状態になってるとか。
例の「千と千尋の・・・」の前では、シャンシャンの檻の前よりも撮影制限が厳しく、
「ハイ、ニホンジン立ち止マラナい!」と注意されるとか。
そんな皆さんに素敵なお知らせ・・・
「九份に泊まればええやん?」
九份の夜は早く、8時前には観光客の姿は居なくなっちゃいます。
台北からの人は、90分かけて帰らなきゃいけないからね・・・
逆に言えば8時以降はパラダイスという訳です。
●九份にはホテルはありません
九份は山の尾根付近の狭いエリアにある街なので、
「九份プリンスホテル」や「東横イン九份老街」なんてのはありません。
そこで我らが現地コーディネーターRuRuさんにお願いして、素敵な民宿を予約してもらいました。
九份民宿「和風小築」
http://9-feng.okgo.tw/
民宿とはいえ実態は民泊みたいな感じで、宿泊者用に建設したアパートを宿泊棟に充ててる感じ。
未だ新築から日が浅いようで、清潔感があって居心地良し。
日本風にツインの部屋はありませんが、家族用の4人部屋をツインユースで借りれば、キングサイズ
の大きなベッドが2つの快適な部屋を借りることができます。
気になる宿泊料金は4人部屋で7900円(ウイークデー料金)
台北の半額以下で泊まることができました。
荷物を宿に置き、カメラ3台だけの身軽な(?)スタイルで「あの場所」に向かいます
【youtube】本和堂的九份一人占め
https://www.youtube.com/watch?v=mlQvpf6QMQA
(九份の街がすべて分かる4分間の動画です)
こちらを撮影する穴場は向かいにある「海悦楼」さん。(3F展望席より撮影)
【youtube】九份海悦楼にて高山烏龍茶をいただいてきました
https://www.youtube.com/watch?v=3qIxi0y6x1c&t=20s
(台湾茶藝の真髄が分かる3分の動画です)オススメ!
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