いつもご贔屓ありがとうございます。「何でも揃う!」がコンセプトの本和堂でございます。いろいろ楽しい写真を展示して参りますので、末永くお取引願います。


by 本和堂
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越中おわら ~終い蛍の光と陰~

「風の盆」本番まで一週間となった日、深夜の八尾の町を訪れてみました。
提灯などの飾り付けは完了していますが、町はひっそりと静まり返っていました。
歩いていくと、「テン・トン・シャン~♪」
小さな音ですが、紛れも無い「おわら」の音階が聞こえてきました。
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八尾町今町の小さなお宮、裸電球1つの下で、無心に踊りの練習を行う若者たちを見つけました。
腕の上げ下げに手を抜く者には容赦なく「ダラダラ踊んなぁ!」「出来ねぇ奴は出さんぞ!」リーダーの檄が飛びます。
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無心で細かい所作をチェックする・・・若者のこういう表情を見るのは久しぶりな気がする。
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魅入られたように練習を見つめる。
そして終盤には手の形や足の上げ方などが、見事にシンクロしていきます。
決めの「案山子のポーズ」も見事に決まっています。
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河岸段丘の上にある八尾の旧町。
練習に明け暮れる若者たちの汗が、この町の至るところで行われています。
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本番直前に行われる「おわら前夜祭」で踊る若者。
男性、女性が踊りを合わせるのはこれが初めてかもしれない。
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本番では舞台に上がれない子供たちも踊りの輪に加わります。
大人がみんな大真面目なものですから、ふざけたりする子供の姿は皆無です。
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編笠を被っているのがいわば「一軍」。
男性は女性の艶やかな仕草に・・・
女性は男性の力強い佇まいに・・・
それぞれ魅了されていきます。
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年頃の男女が、風の盆の3日間だけお互いの精一杯の姿で踊りを合わせる。

蛍の儚さに似た どこか物悲しく熱い瞬間、

「 浮いたか瓢箪 軽そに流れる 行く先ヤ知らねど あの身になりたや 」
   (越中おわらのお囃子より)

私流の解釈ですが、おわらには「風鎮祭」の意味のほかに、「男女の想いを伝える祭」という一面もあるように思いました。

 ~坂のまち 光そろへし蛍かな~   本和堂



●坂のまち「越中八尾のおわら風の盆」、すっかり有名になり押し寄せる観光客に辟易となられる観光客の方も
 多いように聞きます。「全然、情緒が無かった」「単なる盆踊りじゃん」という悲しいブログも拝見します。
 今回はおわらの練習を無心で行う若者たちにスポットをあて、彼らの真剣な眼差しをぜひともお伝えしたかった
 のですが、少しでもご理解いただけたなら、おわらの見え方も違ってくるものと思います。
 今回、写真はガサガサの低品質でしたが、若者たちの努力に免じ ★4つでお願いします。  ★★★★☆(4点)

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Commented by takusachihiro2 at 2015-09-07 23:53
ナイスレポートです!
写真は描写ですから、描写の切り口には、こだわるべきです
Commented by honwa-do at 2015-09-13 13:44
Takuさん、コメントの返信が遅くなって申し訳ありませんでした。そして、暖かいアドバイスもありがとうございます。
こちらのブログは一応、「写真館」を謳っております。ところが肝心の写真にキレを欠いているのが我ながら悔しいところなんですよね。
キレのある写真は、文章で多くを語るよりメッセージ性は高く、雄弁であると思います。Takuさんの写真はまさにそれで、また勉強させていただきたいと思います。
by honwa-do | 2015-09-06 23:27 | 旅行 | Comments(2)