時刻は10時過ぎ、「早起きは三文の徳」シリーズもいよいよ厳しい時間帯となってきました。小浜の〆は「東大寺のお水送り」で有名な神宮寺さんに向かいます。
瓦に散った楓の葉が良い感じですね。
本堂周囲の木の紅葉が綺麗です。
大きなご神木の裏の方に回り込むと、木立に囲まれた静かな場所・・・
「東大寺のお水送り」で有名な神宮寺さんですが、そのありがたいお水をいただける建物がありました。「お水送り」の場所はここから2キロほど上流にある「鵜の瀬」というところなのですが、きっと同じ水源の水なのでしょう。
茅葺きの屋根が美しい茶室仰龍洞、あのお水でお茶をいただけたらそれは美味しいことでしょうが、残念ながら簡単にはお茶はいただけない感じでした。「小浜にはきっと美味しい和菓子があるんだろうなぁ」などと考えるうちに、やたらスイーツが食べたくなっちゃいました。
そこで!
まさかまさかの熊川宿へ逆戻り。
何々?「葛と鯖寿司のお店」、よしよし♪入りましょう。
初めていただく「葛ぜんざい」、甘さは”ほんのり漂う”程度の繊細な味付け。葛自体は舌先で簡単に裂けるような柔らかさで、口中の粘膜に絡むようで絡まない不思議な感触。汁粉との取り合わせも良く、文句なしの絶品!
これにて、若狭探訪の〆と致します。
●今年はやはり紅葉には恵まれなかったみたいで、若狭路まで追いかけた紅葉前線もこんな感じでのフィニッシュとなってしまいました。それでも小浜のお寺や熊川宿の雰囲気は好ましく、まだまだ掘り下げる余地のありそうな感じでしたね。それから葛ぜんざい、「甘いモノは苦手」という方にもぜひお薦めしたい美味しさ。これだけでも言った甲斐がありました。
それでは今回の自己採点、若狭を総括しての★4つです。
★★★★☆(4点)
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